自転車の修理をご依頼頂くとき、一番多いのがタイヤ周りの修理です。
パンク修理、タイヤ交換、チューブ交換など。
パンク修理で大丈夫かな?と思っても、タイヤごと交換になる事も多いです。
しかし、このタイヤサイズ、なかなかクセモノでして、非常にわかりにくくトラブルのもとにもなるので簡単に解説します。
同じ26インチでも「直径」がちがう
うちはママチャリや電動自転車の修理が多いのでそこまででもないのですが出張修理という業態のため、ロードバイク、クロスバイクなどの場合には結構気を使います。
現物が確認できれば問題ないのですが、お電話でサイズを伺う場合は結構クセモノでして。例えば
26インチ
というサイズ。一般的なママチャリでもよく使われるタイヤですが、
普通のママチャリは26×1 3/8という規格。
しかし
MTB(マウンテンバイク)だと26×1.95、26×2.1といった表記になります。
これらは最初の「26」がタイヤの径を表し、後ろの数字が太さを表します。
上記の2つは全く互換性がありません。
「太さが違うから??」
と思われがちですが、実は
「直径が全く違う」
うええぇっ??!!なんで??
ってなりますよね。。。でも違うんです。
使えなさそうで使える700cと29インチ
コレだけでも意味不明なんですが、ロードバイクやクロスバイクで使うサイズ表記で
700×23c
700×35c
といった表記。先程はインチでしたが今度はミリ。
「なーんだ単位が変わったから、当然合わないに决まってるじゃん!」
いや合うんです。
うえぇぇえぇぇっっっっ?!?!!!・??
例えば最近ではメジャーな規格になった
MTB(マウンテンバイク)の29インチ
と
ロードバイクの700c
合うんです。ピッタシ。
ISO規格とETRTO
ややこしいですよね。こんなんではだめだ!ということで、最近は
ISO(ETRTO)
という表記方法が一般的になってきまして、タイヤの横や商品のパッケージに26×2.0とか700×25cといった表記の他に
タイヤ幅 [mm] - リム径 [mm]
といった表記があると思います。例えば
29×2.1=54-622
700×23c=23-622
みたいな感じです。こうするとインチサイズとミリサイズで表記が異なっていても
「おっ、同じ622だから同じ径だな」
とわかるようになってきました。※リム幅も考慮しなければならないので全て合うわけではありません。
しかし実際には…?
いやー!スバラシイ!めでたしめでたし。
と言いたいところですが、実際にはドロヨケやフレームに干渉したり、リム幅によっても使えたり使えなかったりします。
さらにはバルブ形状や長さによってチューブも変わってきますし、チューブレスタイヤなんかも増えてきているのでその互換性、さらには相性なんてのもありますので困ります。
最終的にはプロでも「ハメてみるまでわからない」
といった状況ですので一般の方が自分で交換する場合はママチャリ、シティサイクル、ロードバイク、MTBといった種類に関わらず注意が必要です。
タイヤのサイズ等については下記サイトが詳しく記載されていますので興味のある方はどうぞ。
参考になれば幸いです。
自転車の出張修理専門店 フルタ輪業
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