今日から2月。段々と陽が伸びてきましたが、まだまだ寒い季節が続きますね
この時期は自転車で出かけるのも億劫なのか、出張修理の方もいつもに比べて静かです。
さて、寒い中でも走ってくれる電動自転車ですが、寒い時期になると調子が悪い、なんてことはありませんか?
エラーが出る、急に電池の持ちが悪くなった、等々寒くなると起こりがちな電動自転車のトラブルについてのお話し。
知られていない電池の話:バッテリーは寒さに弱い
あまり知られていませんが、バッテリー、電池というのは寒さに弱いんです。
あまり外気温が低くなりすぎると、バッテリーの性能が発揮できなくなり、一定以上能力が低下すると
『電源が入らない』
『走っている途中で電源が切れた』
『走れる距離が少なくなった』
などの症状が出てきます。
これを避けるにはバッテリーはなるべく室内で保管するようにしましょう。
実は寒い時に限った話ではなく、夏場にあまりに気温が高くなりすぎるとこれまたバッテリーを痛めます。
また、金額的にも高いものですので、防犯という意味でも室内保管が最適です。
しかし、使う時には結局寒さにさらされますので、基本的には冬場は性能が落ちると考えておきましょう。
また、長期間使わない場合でも、一ヶ月に一回程度は充電してあげると長持ちしますよ。
なるほど寒さのせいか!と思いきや、ただバッテリーが交換時期なだけかも…
ふむふむ、寒いから走らないのかー、と思ったら、単純にバッテリーが痛んで交換時期が来ているだけ、というオチもあります。
冬場に寒さでバッテリーの性能が落ちるのは上記の通りですが、そもそもバッテリーが比較的新しい状態ではそんなに問題になりません。
寒さで性能が低下した時に走れなくなったりエラーが出るほど性能が劣化しているということは、寒さ以前にバッテリーが長期間の使用や充電により劣化して交換時期がきているというサインかもしれません。
自転車屋さんで状態を調べてもらうことも出来ますが、3年以上経っている場合は新しいものに交換した方がいいかも知れません。
バッテリーだけじゃない、冬は人間の性能も低下する?
実はこれ、自転車やさんあるあるなんですが、冬になると
『なんだか自転車が重い…』
というお問合せが増えます。電動自転車ならやっぱり電池を疑うんですが、普通の自転車でも同じような症状でご相談があります。
自転車を確認しても、問題になりそうな所は見当たらない。よくよく話を聞いてみると寒くなってきてからなんとなく重たく感じるようになってきたと。
冬場は人間も運動能力が落ちますし、服を着込んで動き辛く、なんとなく全体的に重たく感じるんですね。
もちろん自転車やバッテリーに問題がある場合もありますので自転車やさんに相談して頂きたいのですが『どこも悪くないですよ』と言いって返された、というご相談をちょくちょく頂くので参考までに。
まとめ
今回は電動自転車のバッテリーが寒さで性能が低下する、というお話でした。
また、寒さで人間の性能?も低下します。とっさの反応や、着込んでいて動きが緩慢になる場合もあります。
気をつけて安全運転を!参考になれば幸いです。