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【悲報】自転車の値上がりがヤバい!値上げラッシュの理由と対策【ブリヂストン、ヤマハ、パナソニック】

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自転車の使い方・選び方【メンテナンス・関連アイテムなど】
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2022年6月。自転車メーカー各社(ブリヂストン、ヤマハ、パナソニック)から値上げの発表がありました。

もちろん他のメーカーも同じですが、今年に入ってじわじわと値上がりしていたものの、ここにきて大きくカタログ価格が変更となっています。電動自転車ではなんと2万円以上の値上がりも。


「そろそろ買い替えようと思っていたのに…」
「子供の送り迎えで電動自転車を買う予定だったのに…」


なんて方も多いのでは?じゃあ今は買わない方がいいの?そもそもなんでこんなに値上がりの理由とは?
そんな疑問にプロが答えます

そもそも値上げの理由とは?

原材料価格の高騰


自転車は鉄やアルミ、ゴムなどでできていますが、全体的な資源価格の高騰で製造原価が大幅に上がっているようです。


これは自転車業界だけでなくどこでも一緒ですね。そもそも原油価格が上がってしまうとゴムやプラスチックも上がりますし、ほとんどが海外生産になった自転車は輸送費などでもモロに影響を受けてしまいます。

電動自転車なんかはバッテリーやモーターもありますのでより影響を受けていそうです。

円安

この記事を書いている2022年7月14日時点でなんとドル円レートが139円…なんと24年ぶりという事で、強烈な円安です。


自転車メーカーが値上げを行った今年初めから6月にかけてはここまでではありませんでしたが、今後もこの傾向が続くとの見方が優勢な上、確かに円が買われる理由は見当たりませんね…


ということは、今後も円安が拡大していくと更なる値上げの要因になるかもしれません。

世界的な需要増

コロナ禍で世界的に自転車の需要が高まったのは以前もBlogで書いたところですが、そもそも文化的にアメリカ、ヨーロッパは日本のようなママチャリがないこともありますが、自転車というのはそれなりの価格がするもの、という考えが強く、日本より単価が高い傾向があります。


ある程度値上がりしたり、価格が高いのはしょうがないよね、という考えになるようなのですが、日本は30年間続いたデフレのせいでとにかく安いものを求める傾向が強いようです。


そうなると世界中に販売網があるようなメーカーにとってはヨーロッパ、アメリカ市場で販売した方が合理的、という事になります。特に日本は品質や細かい部分に厳しい、というのも特徴として挙げられますので、『文句ばっかり言ってカネを出さない日本で売りたくない』というのが本音のようです。厳しいですね…


世界中で売れないならメーカーも別の戦略をとるはずですが、無理して日本で安売りする必要なんてない、となれば必然的に値段は上がっていく事になります。

今は買い時じゃない?今後はどうなるの

値上げして困った…となるのは一般消費者だけではありません。

自転車屋も毎月のように部品メーカーからの値上げのお知らせを受けて、もはやどのくらい値上げしていいのやらわからずパニック状態です。


今値上げするのはいいとして、また値上げしたらどうするのか?こんなに上げたら売れなくなる!本当に大変な状況です。いつまで続くのか…


一番の問題は、今後この傾向は続いていく、という事です。

円安のところでも話しましたが、円が買われる要因はありませんし、そもそも政府もインフレしていく事を目標にしているわけですから、期待する方が無理があります。


ということは、必要なものなら今買った方がいい、という事になります。もし、値上げ前の仕入れ商品などが店頭にある場合は狙い目かもしれません。


現実的な話、自転車業界のなかでも秋にまた値段が上がる、という見方が優勢になっています

ステルス値上げは消費者のせい?安くていいものは存在しない

どこかのコンビニで「おいしくなって新登場!」と言いながら量が減っていたり、お菓子のパッケージが上底だったりと、最近ではステルス値上げ、なんて言われて話題になっています。


しかしこれも消費者からの値上げに対する反発からメーカーとしても苦肉の策、と言ったところでしょう。


自転車業界でもこういった事は普通に行われていて、値上げ出来ないから品質を落とす、単純に値上げすると売れなくなるので仕様を若干変えてモデルチェンジと言い張って値段を少し上げる、と言った具合です。


今後モノの値段はますます上がっていきます。安くてイイもの、というのがこの失われた30年間求めてきたものですが、果たしてそんなものがあったのでしょうか?ちょっとづづ中身を減らされたり、知らない間に海外生産になっていたり、原材料が変更になったり。


それが当たり前になってしまってなかなか気がつきませんが、考え方を変えなければ今後世の中の流れについていけなくなりそうなのは、生産、販売、消費者、すべて同じなのではないでしょうか。

まとめ:高くても、安くても、目先の値段に惑わされずに

急激な値上げでちょっとでも安く、という考えにばかり目が行きがちですが、長期的に考えれば大差はないのかもしれませんし、今は一見高額な買い物に見えるものでも、近い将来からしたら「あの時買っておいてよかったね」となるかもしれません。


値段に惑わされて、自分の考えや用途と合わないものを買ってしまったら、それこそ本末転倒。一番大切なのは自分にとって必要なものを見極めることかもしれません。


参考になれば幸いです。

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