春の新生活に向けて新しく自転車が欲しい!という方も多いのではないでしょうか。
通勤や通学、お子さんの送り迎えに電動自転車が欲しいな、と思っている方も多いと思いますが、自転車やお店の選び方、さらには最近の値上がりで「今は買わないほうがいいのかな?」なんて思っている方も多いと思います。
そこで、今回の動画は自転車をいつ、どこで、なにを買えばいいのか、プロの視点でお話ししました。
動画はこちら!
自転車はいつ買えばいいのか?
答え:今でしょ!「本当に必要なものなら迷う必要なし!」
タイトル通り本当に必要なら今すぐ買いましょう。なぜならこれからも価格は上がっていく可能性が高いから。
「為替もドル円が150円だし、そもそも値段が上がりすぎじゃない?しばらくしたら下がるんじゃ?」
なんて思っているかもしれませんが、本来は物価上昇は良いことのハズ。今後も豊かになっていくことを目指すのであれば物価は長期で確実に上がります。
今日買った自転車が来月セールになる可能性はありますが、一年後に今より安い可能性はほとんどありません。
為替に関してはそれが予測できるなら為替で儲けて自転車買ったほうが早いですね。
自転車が春にまでに欲しいなら尚更急いで買いましょう
こちらは季節的な要因ですが、自転車が欲しい時期というのはみんな一緒で、お子さんを乗せる電動アシスト自転車なんかは特に春の需要が強いです。
あとは通勤、通学用にシティサイクルなんかもよく売れるのですが、こういった自転車は春前に在庫がなくなって入荷待ちになってしまうことが多々あります。
特に欲しい自転車が決まっているなら急いでお店に行きましょう。車種やカラーが限定されると在庫切れで入荷待ち、なんてこともよくあります。
自転車はどこで買えばいいのか?お店選びと場所選び
自転車は近くのお店で買うのが正解
出張修理という仕事をしているので尚更思うのですが、自転車というものは壊れてから修理に出そうと思うとかなり大変。
特に最近の電動子乗せ自転車は本当に重くて、修理するこちらも辟易するくらいの重さ。
例えばお子さんを前後に乗せて家に帰る途中、突然自転車がパンクした場合にお店が近くなかったらどうでしょう?
そんなに遠くないな、と思っていても駅から家と逆方向だったりすると行ったり来たりで大変ですよね。
そんな時はフルタ輪業へ、と言いたいところですが、出張修理サービスがどこでも使えるわけでもないので、生活圏内に信頼できるお店があるといいですね。
自分の価値観に合ったお店を
いいお店、悪いお店、というものは実際にはかなりの部分が相性なんじゃないかな?と思います。
食べ物でもそうですよね?誰かが絶賛していたラーメン屋に行って見たけどイマイチだった…なんて経験は多くのひとがあるハズ。
買う前にお店の方に色々聞いてみて、わかりやすく納得できる説明をしてくれて、信頼できるな、と思えればいざという時にも頼りになるハズ。
自転車の値段や修理の値段が安い、高い、というのももちろん大切ですが、同じ金額を払うにしても納得して払うものと、イヤイヤ払うものとでは全く違いますよね。
どこのメーカーの自転車を買えばいいのか?
電動アシスト自転車なら「ブリヂストン・パナソニック・ヤマハ」から選べば間違いなし。
電動アシスト以外は選択肢が多すぎるので除外するとして、電動自転車なら「ブリヂストン・パナソニック・ヤマハ」から選べば間違いありません。
というよりも、上記以外のメーカーは流通や修理に制約が多いのでおすすめできないことが多いです。
量販店のオリジナルモデルも、その系列店でしか修理などのサービスが受けられない可能性がありますので注意が必要です。
「ブリヂストン・パナソニック・ヤマハ」であれば取扱店であれば同じようにサービスを受けることができますし、部品の入手にも困りません。
また、修理やトラブルのノウハウが蓄積されていて、情報量も多いので困ることが少ないですね。
自分の生活スタイルに合った自転車をお店で相談しながら選ぶのがベストです。
ネットでしか売られていない電動アシスト自転車はやめたほうがいいかも
最近は種類も増えてきましたが、実店舗で販売されていない、ネット専売の電動自転車は基本的にお勧めできません。
フルタ輪業でも修理を依頼されることがあるのですが、パンク修理くらいならまだいいのですが、タイヤ交換などでも問題がある場合が多く、修理をお断りすることも少なくありません。
専用の電装部品などは取り扱いがないメーカーですと手が出せません。
基本的にはほとんどの自転車屋さんで修理を断られてしまいます。
実際には品質的にもかなり不安なものが多く、買う時は安いかもしれませんが、後々痛い目に遭う可能性がたかいです。
よくあるパターンが、買ってすぐ電源が入らなくなったので販売店に問い合わせると、部品を送るから近くの自転車屋で修理してくれ、と言われる。
部品を近所の自転車屋に持って行くと、イヤな顔をされて修理を断られる。
なんとか自分で取り付けたものの、すぐにまた違うところが壊れて…以下ループ。
みたいな事があります。そもそも壊れたからといって直ぐに部品を送って来るということは、部品の製造原価がすごく低いと言うこと。
粗悪なものをバンバン作ってクレームになったら部品を送って終わり。
そんなモノにお子さんを乗せたいですか?
折りたたみの電動自転車もそのパターンで、ネットで折りたたみの自転車がよく売られているのは輸送時の配送コストが少なくできる為、利益が多く取れるからです。
自転車の性能としては一番強度が必要なところで折りたたむので、それを補完するために多くの部材を使い重くなります。そして稼働部が増えるので故障リスクが増えます。
実際にはほとんど折りたたむ事がない自転車は完全に販売店の都合だけで売られています。
全ての折りたたみ自転車が粗悪なわけではもちろんありませんが、必要もないのに折りたたみを買うのは無駄なのでやめたほうがいいですね。
まとめ
今回は自転車は「いつ」「どこで」「どれを」買えばいいか、についてお話ししました。
ついつい目先のことに目を奪われて買い物をしがちですが、自転車は長く使うモノ。
お店との付き合いや修理のことも考えて良い買い物ができるといいですね。
みなさまの参考になれば幸いです。動画の方も是非ご覧ください!