2021年5月26日(水)
自転車出張修理の古田輪業です。Blogのネタもなくなってきたな〜と思っていた矢先、様々な種類のパンクが一日にこんなに…
今まで紹介したものもありますが、並べると分かりやすいのでそれぞれ写真で紹介したいと思います。
こんなにあるの?パンクの原因別事例
リム側のパンク
まず最初はこちら。調布市のお客様。スポークを留めているニップルという部品やその穴によって起こるパンク。
車輪の内側からパンクしているのがわかるでしょうか?原因は様々ですが、空気の入れすぎ、チューブの劣化、ニップルの緩み、リムフラップの問題などが考えられます。
多くの場合チューブが変形、劣化し穴が大きい場合も多いのでパッチ修理ではなくチューブ交換となります。
写真程度の穴でもパッチ修理してもチューブが裂けてダメになる場合が多いです。
空気圧不足でチューブが削れる
小金井市のお客様。こちらはおなじみ(?)チューブが削れておこるパンクです。
原因は空気圧不足によって漕ぐ力によってタイヤが動いてチューブを削ってしまうことです。
穴が開い空気が漏れているのは1、2箇所かもしれませんが、全体が削れているのでパッチ修理してもすぐに他の場所から漏れてしまいます。
また、削れて薄くなったところから非常にゆっくりと漏れる場合が多いので、穴を特定するのも難しい場合も多いです。
自分でパンク修理をする方もこのパターンの場合はパッチ修理は諦めてチューブ交換しましょう。
空気圧不足でバルブの付け根がもげる
西東京市のお客様。こちらは初登場、バルブがもげるパターン。こちらも先程と同じで空気圧不足によって起こります。
バルブは車輪のバルブホールによって固定されているので、漕ぐ力でチューブが引っ張られ、バルブに負荷がかかって起こります。
もげたバルブを直す方法がないわけではありませんが、確実性と時間と労力を考えると修理は全く割にあわないので素直にチューブ交換をしましょう。
タイヤサイドがスケスケシースルー
府中市のお客様。まだあんのかよ…って感じですがまだあります(笑)こちらはスケスケシースルーの夏仕様タイヤ。
涼しげで良いですね。なんて言ってる場合じゃないですね。危ないのでこんなふうになる前に交換しましょう。
もちろんタイヤ、チューブ丸ごと交換です。
原因は経年劣化や過負荷によるひび割れですが、ここまでなるのはそもそも作りに問題がありそうです。
異物が刺さって穴が開く
三鷹市のお客様。さてラストはみなさんがパンクと聞いて真っ先に思い浮かべる「何かがささったパターン」
今回は動画を撮ってみました。最初はどこだかわからないと思いますが、タイヤの内側から手で触って異物を確認しています。
こんな小さなモノでも刺さると簡単にパンクしてしまいます。
この程度であればパッチ修理で修理可能です。
パンク修理を自分でやってみたい!という方はこちらの動画を参考にしてください。
番外編
さて、最後に番外編を2つほど。
フロントフォークの曲がり
国立市のシェアサイクル。フロントフォーク(車輪を支えているフレーム部分)が曲がってしまったもの。
車体に対して左に曲がっているのがわかるでしょうか?
原因は事故や縁石、壁などに衝突した場合に起こります。フォークだけなら交換も可能ですが、フレームまで逝くと廃車です。
事故には気をつけて安全運転を。
リヤカーのチューブ交換
番外編その2は国分寺の学校。最近流行りのファットバイク…ではなくリヤカー。
リヤカーなんてまだ使ってるの?って思いますが、学校とかではまだまだ現役。
修理してくれるところが減っているのでこんな仕事もたまーにあります。
まとめ
さて何年もこの仕事をやっていますが、一日でこんなにレパトリー豊富(笑)な日はなかなかないですね。
いろいろ種類があるんだな〜と思って頂ければ何かの役に立つ?かもしれません。
ということで自転車の修理のことならまずはご相談ください。
参考になれば幸いです。