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自転車の【パンク修理剤】まだ入れてるの?デメリットを理解出来ずに効果を盲信するナゾの消費者

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自転車修理YouTube動画自転車修理【ママチャリ・電動自転車メイン】

2021年5月31日(月)

自転車出張修理の古田輪業です。

日々お客様のところへお伺いして自転車の出張修理をしています。

さて今日は久しぶりに【パンク修理剤】の入ったチューブの交換をしましたので改めてパンク修理剤についてお話したいと思います。

※ちなみに今回のお話は一般の自転車用の商品で、MTBやロードバイクで使われるチューブレス用のシーラントとは別物です。

パンク修理剤を入れるとどうなるのか?

今日は府中市のお客様でリム打ちパンクということでお伺いしました。いい感じに緑色の液体が飛び散っていますね…コレがいわゆるパンク修理剤(防止剤)というやつです。

こいつを入れるとチューブに穴が空いても液体が出てきて穴を塞いでくれますよ、という魔法のような商品なのですが、実際にまともに塞いでくれた事例を見たことがありません。

もしかしたらそんな場合もあるのかもしれませんが、少なくとも見たことはありません。

今回のようにリム打ちパンクと呼ばれる空気圧不足でリムと地面でタイヤチューブを挟むように穴が開いた場合はザクッと切れるように穴が開いてしまうのでパンク修理剤は一瞬で漏れ出て写真のようになってしまいます。

自転車にパンク修理剤を入れている方の殆どは上記のような事も認識としてないかと思います。商品にもよりますが、メーカーや販売店では1〜3mm程度なら塞ぐことが出来ると謳っています。

さて、あなたが普段生活していてこんな人が近くにいたらどう思いますか?

トイレの排水管に穴が開いて漏れてたけど、ウ◯コしたら詰まって止まったから今は大丈夫!

いやぁぁぁっっ!!ちゃんと修理してぇぇぇっっっ!!!

ってなりますよね?パンク修理剤も同じです。上記の状態を「応急処置」といっていたりするので、自転車屋は呆れるどころかもはやドン引きなのです。

パンク修理剤に意味があると主張するナゾの人々

「パンク修理剤なんて入れても意味ありませんよ」

「自転車屋が儲かるだけですよ」

と、あちこちで何度も話しています。動画まで公開しています。

ひどい目にあった経験があって共感して頂ける場合がほとんどなのですが、動画のコメントを見てもわかるとおり

「完全に直らなくても空気が抜けるのが遅くなれば家まで帰って来れるだろう、だから意味はある!」

みたいな反論をする方が一定数います。 先に言ってしまいますが、こういった反応は

「高い金出してわざわざ入れたものを否定された!悔しい!自分が間違っていると思いたくない!」

という感情から来るもので、全く論理的でありませんし、前提が間違っていると言う意味で議論になりません。

製品の話をしているだけで、あなたの話をしているわけではないので何を感情的になっているのかナゾです。

そもそも「パンク修理剤」という商品名で、「穴を塞ぎます」という効果を謳っている商品ですので、「抜けるのが遅くなる」のは商品に期待される効果を満たしていません。

空気がほとんど抜けてるけどなんとなく走れる状態で走る、という状況はメーカー、販売店、修理店、どこでも推奨していませんし、むしろ「危険なので走らないでください」という状態です。

また、仮に家まで帰って来れたとして、そのチューブは使い物になりませんし、なまじ走ってしまうのでタイヤは疎かリム(車輪)まで痛めてしまう場合もあります。そうなると諭吉さんさようなら、です。何度も言いますがお金の問題だけでなく危険なのでダメです。

最大の問題:企業の利益「のみ」を追求している

いやいや普通に使えてるよ?」

という方もいますが、ほとんどの場合空気がまともに入っていない状態を「普通」と認識しているだけです。

週イチで空気を入れなければならない状態は普通ではありません。

一般の方は自分の経験という少ないサンプルの中でしか考えられませんから、実際にそれが意味がないとか、むしろ損しているという状況に気がつくことが出来ません。

ここが一番この商品の問題で、パンク修理剤を売る側がどう考えているかと言うと

「どうせ素人は入れたことすら直ぐに忘れるんだから、そのあとどうなろうが知らん。ダメになったらチューブ交換してまた金取ればいい。」

と考えているということです。

顧客のメリットは無視して、企業の利益「のみ」を追求しているわけですから、それに喜んでカネを払い、擁護する消費者の心理が私には全く理解できません。

ナゼか日本語の理解が出来ない人が湧いてくるので強調しますが、利益の追求を否定しているワケではありません。

消費者の利益を無視して企業の利益「のみ」を追求していることを問題にしています。

修理屋も儲かるから損するのは消費者だけ

自転車屋が文句をいうと、自分が儲からないからだろう、とか言われるんですが、コレもまた全く間違いで、空気がなんとなく漏れている状態で「直った」と思って走ってしまうので、チューブやタイヤを痛め、チューブ交換、タイヤ交換になる場合がほとんどなのでウチは大歓迎です。

ア◯ヒさんあざーす!ゴチです!くらいな感じです。お客様に説明とぶち撒けた液体を掃除するのが面倒なのでそれがデメリットかな?という程度。

やめた方が良いですよ、というのは「あなたに」メリットがないからです。

そもそも根本的な間違いは

「パンクというものは異物によって小さな穴が開き、怪しげな緑の液体で塞ぐことが出来る」

と考えていることで、そもそもタイヤの空気が抜ける原因は千差万別でその原因によって対処方法が異なります。

今ではパンク修理剤を販売しているチェーン店でもトラブル回避のためにオススメしない店もあるという話すら聞きます。そりゃそうなるよ。

ここまで言っておいてなんですが、別にどこかの企業や特定の商品をディスりたいわけではありません。

なんども言いますが、あなたにメリットがないのです。【パンク修理剤】という名前なのに、ただ漏れるのが遅くなるだけで、結局修理や交換が必要になります。

ゆっくり漏れるなら家まで帰れる?空気圧が下がった状態での走行はパンク修理剤をオススメしている店でも危険なのでヤメロと言うはずです。

メリットなし、意味無し、むしろ害悪。それでも使いますか?

参考になれば幸いです。

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