突然のパンク、前ブレーキを見ると何やら黒いカスのようなものが大量についている…
なにか変だな?と思ってタイヤを良く観察するとトラブルの原因が。
まだ買ったばかりで新しいのにタイヤごと交換になる、その原因とは?
結論 : ブレーキゴムの調整が出来ていない事が原因です。
こちらは西東京市で交換になりました700×32cのタイヤ。クロスバイクなどによく使われるサイズです。
タイヤのサイドをよく見てみると、何かが擦れたような跡と穴が。まだ新しいのになんでこんなことに?
原因はブレーキゴム(ブレーキシュー)の調整が出来ていないことにあります。
本来タイヤではなくリム(車輪)に接していなければならないブレーキゴムが何らかの原因でタイヤに接触して起こります。
そうするとブレーキをかける度にブレーキゴムがタイヤを削ってしまうため、買ったばかりの自転車でもあっという間にタイヤに穴が開いてしまいます。
今回はまだ購入して半年ほどでした。
なんでブレーキゴムが調整できていないの?
納車整備の問題
一番多い事例は販売店での納車整備時に調整していないパターンです。
今の自転車はほとんど組み立てられた状態で自転車屋さんに送られて来ます。
しかし最後の確認は自転車屋さんの仕事。
特にブレーキ周りはしっかりと確認して納車しなければならないのですが、ほとんど組み立てが出来た状態で送られて来るため、そのまま納車してしまう場合があります。
ブレーキゴムの摩耗や負荷によるズレ
ブレーキゴムが使っていくうちに摩耗し、ブレーキ面(リム)に当たる面が次第にズレてくる場合があります。
また、かなりの負荷がかかる部分なので長期間負荷にさらされてブレーキゴムが動いてしまう場合があります。
ブレーキゴム、タイヤを交換した場合
ブレーキゴムを交換した際に、位置調整が出来ていない、なんていう場合もあります。
また、タイヤ交換の際にも車輪とブレーキの位置関係が変わるので再度確認が必要です。
フロントフォークの曲がり
強い衝撃が加わった場合に、フロントフォーク(車体の前車輪を支えているフレーム部分)が曲がり、ブレーキキャリパー(ブレーキ本体)と車輪の位置関係がズレてしまう場合もあります。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?納車時の確認が出来ていないのは問題外として(結構あるけど…)ある程度使っていると様々な要因で起こる可能性があります。
自転車屋さんで点検する、もしくは自分でちょっと見てみるだけでもわかることがあるかもしれません。
たまに自転車を確認してあげるだけで壊れてムダにお金を払うのを減らせますので、確認してみて下さい。
参考になれば幸いです。
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